薬のチカラで禁酒してみる(「レグテクト」使用レビュー)

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こんにちわ、ダオ(@dao_onnut)です。

「朝起きた時は禁酒を誓ったのに、夜になるとついお酒を飲んでしまう」、「自分がアルコール中毒ではないか心配だ」、「お酒を飲みたくないのに飲まずにはいられない」…こんな方に向けての記事です。

禁酒を目指すきっかけ(お酒での失敗)

私は20歳頃から定期的にお酒を飲むようになり、約20年程ほぼ毎日飲酒をしてきました。元々お酒を飲むと覚えていないことがよくあったのですが、年齢を重ねるにつれて記憶が抜け落ちる頻度が増え、記憶がない時間も長くなったように感じています。

幸いなことに周りに迷惑をかけることは少なく、「飲むとオモロイ奴」程度の認知だったため、飲みすぎて記憶がない翌日は後悔をしても結局夜になると飲んでしまう日が続いていました。

お偉いさんの歓送会で…

ある日会社の事業部長という、ある意味組織のトップであるSさんが退任されることになり、主催の歓送会の声が掛かりました。タイ駐在時代に何度も出張に来ている方だったので参加をしたのですが、ここで大失態を犯しました(滝汗)。

初めての白酒で撃沈!

30人ほど集まった歓送会はなごやかな雰囲気で会食がスタートしました。ところが1時間程したところで、「悪魔の酒」白酒(パイチュウ)が投入されました。Sさんは中国での駐在が長く、白酒をこよなく愛する方でした。

白酒をご存じない方のために簡単に説明しますと、中国で好んで飲まれる蒸留酒で無色透明です。アルコール度数は50℃近くあり、中国では小さなグラスに注いて一気し合うそうです。それなりの酒豪でも白酒を飲むと悪酔いし、全く記憶がなくなる体験談は定番ですし、最悪ではホテルに帰ってから吐瀉物が詰まって亡くなった方もよく聞きます。

Sさんに勧められ初めての白酒を一杯飲んだ時点で危険を感じたのですが、時既に遅し…気がついたときには自宅への帰り道でメガネを無くしパニックに陥っていました。(翌日パニックを起こした現場でメガネを拾いました)

翌日恐る恐る出社すると、Sさんの最後の挨拶の横で楽しそうに踊ってたことが判明。他にも色々とやったようですが、怖くて聞けませんでした。(Sさんは退任後に監査役員に就任されたので、本当の意味での最後ではなかったのが救いです…)

お酒との関係をリセットしよう!

ちょうどその頃芸能人の飲酒にまつわる事件や不祥事が続いておりましたが、それを私は他人事と思えなくなっておりました。そろそろ「飲むとオモロイ奴」から「酒飲まなければ良い奴」に変わりつつあるのではないかと恐れたのです。

ユルく禁酒で頻度は減った!だが…

試行錯誤によってユルく禁酒をしたことで毎日の飲酒習慣は治まり、多くても3-4日程度、飲む量も今までの半分程度になりました。それでも量を飲んでしまうと記憶が抜け落ちるクセ(?)は治らず、自分はもはやアルコールをコントロールする力がないと認めざるを得なくなりました

レグテクトとの出会い

/ここからは完全に私個人の考えによる行動なので、気になる方は専門医に相談することをオススメします/

もはや自力でアルコールをコントロールすることができないと悟り、禁酒を試みるも意志の弱さのためか続けることができず、ストレスを抱えていました。アルコール外来での診察も検討しましたが、アポイントを取らなければいけないハードルが高く(思い立ったらすぐ診てもらいたい派)、悶々としている時にふと禁酒薬について調べることにしました。

禁酒を補助するクスリとは

禁酒を補助する薬は大きく2種類あることが分かりました。

  1. アルコールを分解できなくし、不快な反応を生み出すタイプ
  2. 飲酒欲求を抑えるタイプ

ちなみに1タイプの薬はジスルフィラム(商品名:ノックビン)やシアナミド(商品名:シアナマイド)、2タイプの薬はアカンプロサート(商品名:レグテクト)が挙げられます。

この2つを比べたら私にとっては2しか選択の余地はありません。不快な反応を生み出す薬はお酒の欲求を抑えられなければ薬を飲まないことを選択してしまうと考えたためです。ということで早速レグテクトの入手方法を調べました。

レグテクトの入手方法

残念ながらレグテクトは市販薬ではないので医師の処方を受ける必要があります。アルコール外来や心療内科等で受診すれば処方を受けられそうです。調べる限りアルコール外科や心療内科は事前に予約をしなければならず、若干心理的なハードルが高いです。それでも禁酒への盛り上がる気持ちを抑えることができないため、個人輸入サイトで購入することにしました。

「レグテクト 個人輸入」等でググればヒットしますので、自己責任でお願いします。

レグテクトを通販で購入できるメリット・デメリット

レグテクトを通販で購入する場合、自己責任で進めていただきたいですが、参考までにメリット・デメリットを挙げておきます。

通販で購入するメリット
  • 医師の処方を受ける必要がなく、手軽に購入できる
  • 誰にも会わずに購入できる
通販で購入するデメリット
  • 安全性が確保できるか不明
  • 輸入のため手元に届くまでに時間がかかる

私の場合某個人輸入サイトを利用して、インド製のジェネリックを購入しました。1ヶ月分(180錠)を試しに購入をしましたが、1万円に届かない程度でした。1箱が1週間分、3千円弱で売っていますので試しに1箱購入してみても良いかもしれませんね。

レグテクトを服用してみて

服用初日から効果を感じる!

用法・用量は1日3回、食後に2錠を水で服用するだけです。1日服用する頃には飲酒欲求がない、ような気がします。最初はプラシーボ効果(思い込みによる効果)かとも疑いましたが、普段だとコンビニのお酒コーナーなどでお酒が目に入ると胸がザワつく感じが全く無くなり、飲酒欲求の減退を実感しました。

服用して1週間位は毎日3回服用していましたが、飲酒への欲求が出ないことから、段階的に1日2回、1回と減らしましたが問題ありません。

もしもお酒を飲んでしまったら?

ちなみにレグテクトを服用しながらお酒を飲んでみましたが、悪酔いすることもなく普通にお酒を飲むことができてしまいました。禁酒への意思をしっかりと持ち続けることが必要です。レグテクトと併用して、飲酒すると不快な反応を生み出すノックビン等を併用するとより効果は上がるかもしれません。

※四ヶ月経過したその後について

レグテクトの服用頻度を段階的に減らし、3週間分を服用したところで飲酒欲求が殆どなくなりました。レグテクトは手元にありますが服用せず、お酒もほぼ飲むことはありません。飲み会の予定を入れないようにしていますが、それでも入ってしまう際は飲みますが、翌日のダメージが大きく積極的に飲む気になれません。

なによりも毎日飲酒をしていた頃よりも思考がシャープになり、体の調子が良いことから、今更酒浸りになろうという気持ちにならなくなりました。お酒の呪縛から開放されたと実感しています。

まとめ

本格的にお酒を止めたい人はレグテクトを試してみることは有効だと思います。大前提として医師の処方が必要な薬ですので、一度アルコール外来や心療内科を受診した上で服用することをオススメします。

薬を飲むほどでも無いけどお酒との距離を取りたい方は以下の記事もご参考にして下さい。