私のタイ語会話勉強法

その他

こんにちは。ダオです。
私は通算8年半をタイのバンコクで過ごしました。タイ語教室には通ったことがないですが、基本的にタイ人である妻との会話はタイ語で行い、仕事でも込み入った話にならなければ通訳なしでコミュニケーションがとれるレベルです(ちなみに読み書きは殆どできません)。私が学校に通わず、どのようにタイ語を習得していったかを紹介しますので、タイ語でも他の言語でも勉強をしている方の参考になれば幸いです。

「指差し会話帳」最大活用

コミュニケーションツールとして大活躍したのが「指差し会話帳」でした。指差し会話帳はタイ語最大の困難である、あのクネクネとした「タイ文字」と一緒に日本語と可愛いイラストが入っています。伝えたい内容を見せて指を指すと、相手は理解してくれるという非常に便利な本です。

 

イラストも可愛く、基本会話にあるような一般的な内容だけでなく、「イカすね!」のような普段使用する会話に近い内容も記載されているので、タイ人も面白がってくれます。本ならではの視認性が良いので、今でも使えると思います。

シャドーイング

指差し会話帳を見せると大抵のタイ人は面白がってその言葉を読み聞かせてくれるので、その後に続いて真似して発音をします。殆どは正しく発音ができないため、相手が納得するまでひたすら発音を直してくれます。日本語とは口の動かしたが異なるため、最初は難しいですが根気よく続けましょう!

メロディで覚える

タイ語は中国語と同じく声調(音の高低)によって意味が変わり、声調がなく平坦な日本語に慣れていると苦労します。「ガイ」と発音すると、声調によって「ニワトリ」、「卵」、「近い」、「遠い」という意味になり非常に紛らわしいです。1つずつ覚えていくのは難しいので、例文をまとめてシャドーイングして覚えてしまうのがラクです。そうすると単語、声調、文法をまとめて練習できます。

会話中の英語を最小限にする

英語は世界共通言語と言っても良いほど使い勝手はいいのですが、英語でコミュニケーションを取りすぎてしまうと、逆に言語習得の妨げになることがあります。特に相手が英語が堪能であれば、英語で会話するほうが早く伝わると考え、あまり熱心に教えてくれませんので注意しましょう。

パートナー(恋人)を見つける

よく言葉を覚えるには「その国の恋人を作る」のが一番早いと言われます。これは間違いではありませんが、「恋人の場合相手を理解したい」という強い意志を持って会話をしてくれるので、外国人が間違いがちな発音や、よく間違う文法を修正せずに理解してくれてしまうので注意が必要です。

絶対時間を最大化する

よくありがちですが、せっかくスクールに通っているのにスクール以外は日本人の仲間とつるむ等はいい方法とは言えません。どれだけ習得する言葉に触れているかの絶対時間によって能力向上のスピードは変わってきます。当時は旅行者以外で20代の日本人を見かける機会は非常に少なかったため、仕事が終わった後にスタッフにタイ語を教えてもらい、晩飯を食べる時にレストランでタイ語で話しかけて、飲みに行きつつ女の子や、店員に話しかけて。。。といった具合でほぼ終日タイ語漬けでした。タイ語で夢を見るようになるとかなり言葉が定着した証拠です。

意欲を前面に押し出す

イッキに精神論になりますが、外国人が自国の言葉を一生懸命勉強して話そうとしてくれれば、少しでも教えてあげようという気になると思いますので、そこに甘えましょう。こちらの本気度が伝われば、相手は時間が許す限り付き合ってくれます。

恥ずかしがらずにどんどん間違うつもりで

言葉を習得するにあたり、自分が習得しようとしている言語は赤ちゃんレベルと認識し、間違ってもいいので積極的に使用していきましょう。使える単語のストックがないので、相手を怒らせるような言葉を使うことはまず無いと考えてオッケーです。

最後に

最近はグーグルをはじめとして翻訳機能が飛躍的に向上していることから、言語習得は不要という考え方もあります。でもあなたが外国人の上司を迎えるとして、常に通訳を伴っている上司と自力で言葉を伝えようとする上司のどちらに信頼をおくでしょう?旅行者ではなく、そこで仕事をする、居住する人にとっては言語を習得ことによるメリットは大きいです。簡単ではありませんが、日々積み重ねていったください!