このブログがいつになったら「子供がトライリンガルに育てるために頑張るのか」問題について

子育て

こんにちは。ダオです。
このブログのサブタイトルは「子供をトライリンガルに育てるために頑張るブログ」と記載しているくせに全く子供や教育について触れていないので(汗)、そろそろ触れてみたいと思います。
プロフィールにも記載していますが、タイ人の妻との間にできた私には男の子と女の子のハーフの子供が2人おります。妻のネットワークから、「奥さんがタイ人家族」と数多くお知り合いになっておりますが、ひいきなしで見て我が子は日本語、タイ語のバイリンガル成功度合いが高いので、「トライリンガル(三ヶ国語が話せる話せる人)」を目指そう、としました。子供と言えどここの得て、不得手があるにもかかわらず、2人とも言語センスが磨かれている要因を考察して見たいと思います。

私の家族について

簡単ですが家族の略歴です。

  • 大学の頃はバックパッカーとして海外旅行をしたことがあるので、能力はともかく英語でコミュニケーションを取る度胸あった(TOEICは700点届かない程度)
  • 社会人で国際物流の会社に就職。英語の読み書きは日常で必須
  • 社会人2年目でタイへ転勤。(突然社長に「2週間後にバンコク行け」と言われる)
  • タイ語に悪戦苦闘しつつも帰国時(駐在3年)には日常会話はタイ語で済ませられるレベル(読み書き不可)
  • 夫婦の会話は基本タイ語、子供を交える時は日本語メイン
  • 英語の読み書き、会話は問題なし(私より全然上手い)
  • 結婚を機に日本語を勉強始める。日本語は簡単な会話とひらがな、カタカナと小学二年生程度の漢字の読み書き可
長男・長女
  • 長男は日本で誕生し、生後6ヶ月で父親の転勤に伴いタイへ移住。長女はタイで誕生
  • タイでは日式日本語幼稚園(日本語で生活)1年、帰国まで日式英語幼稚園(英語で生活)
  • 帰国後英会話教室に通わせるも日本人生徒間で英語を話さないため辞めさせる(トライリンガルへの道は一時中断)
言葉を覚える期間はタイ語どっぷりの生活

子供は生まれてからしばらくは殆ど母親と過ごします。その間はずっと妻のタイ語と、妻の親族を始めとして、タイ語しか耳にしない生活でした。私もタイ語が話せることから、最初のうちは子供にタイ語で話しかけるケースが多かったです。(振り返ると変な話ですが。。。)

幼稚園では日本語⇒英語

最初の幼稚園は日本語で教育するスタイルだったため、ここで初めて父親以外の日本語を日常的に耳にする機会を得ました。私と子供の会話は日本語、タイ語5割ずつでした。この辺りから少しずつ日本語を覚え、母親とはタイ語、私とは日本語と全く言語が混ざること無く使い分け始めました。

その後英語で生活する幼稚園に転園してからは、殆どを日本語で話すようになりました。

帰国後は日本語メイン

帰国後はタイ語を使う相手は妻と、妻の家族とライン通話で話す時位です。一般的に言語は使用頻度が落ちると忘れていってしまいますが、子供たちは不思議と忘れていないようです。ちなみに私が子供たちにタイ語で話しかけると、発音の悪さからか、大体鼻で笑われます(涙)。

子供たちが上手くバイリンガル化している理由(考察)

夫婦の会話がタイ語

基本的に会話がタイ語であることは子供に刺激を与えているかもしれません。ちなみに夫婦の会話がタイ語なのは、単純に『妻の日本語能力<私のタイ語能力』なためです。

子供の初期成長段階で言語を絞った

生まれてから子供が親の言葉を理解するようになるまでは意図的にタイ語をメインにしました。これは妻の知人が母親がタイ語、父親が日本語で育てたら言語の発達が遅れたという話を聞いたためです。どうも聞き取りはできるが、2言語を同時に覚えようとする分初期の言語習得スピードが遅くなるみたいです。

妻の日本語能力がアレなため

いくらブログとはいえ、はっきり書くのは気が引けますが、他のタイ人奥様家族を見ても、妻の日本語能力は残念ながら格段にアレです。これは他の家庭の出会いを聞くと日本に留学していたりして、一定の日本語能力を持った女性と結婚しているケースが多いためのようです。一方、我が家は私がタイで駐在している時に出会っており、妻は全く日本語を勉強したことがありませんでした。ただ、その分子供が母親とコミュニケーションを取ろうとタイ語を忘れないという利点はあるかもしれません。

もう一つの短所として、帰国後の学校からの膨大なお手紙は基本父親が読んで説明しないといけない点は今後の課題です。。。

年1回の里帰りと妻の家族とのLINE通話

結婚した時の半ば「契約」として、日本にいる間は1年に1度は妻と子供はタイへ里帰りをしています。大体夏休みの2/3をタイで滞在しているのと、日常的に仲の良いいとこや、お爺ちゃん、お婆ちゃんとのLINE通話をしているため、タイ語を使う機会があることも要因と思います。

まとめ

徒然なるままに書きましたが、頑張ってまとめます笑。結構絶妙な条件が組み合わさったバランスの上でと思っています。妻が日本語が達者だったら、ずっと日本で育っていたら、タイ語、日本語を同時に教えたらetc…おそらく2つの言語を両立させることは難しいと思います。国際結婚をされて、子供をどちらの言語で学ばせるか悩んでいる家庭には多少なりともご参考になれば幸いです。