【キャッシュ・イズ・キング】現金を手元に残しておく重要性

不動産投資

こんにちわ、ダオ(@dao_onnut)です。

資産運用に興味がある方は、「キャッシュ・イズ・キング」という言葉を目や耳にしたことがあるのではないでしょうか?これは何も「タンス預金をしなさい」という訳ではなく、「何かあった時には現金が強いので一定比率保持しなさい」というお話です。

キャッシュ・イズ・キングと言われる理由

資産運用により将来の経済的不安を解消していくことを目的としていますが、運用はあくまで余裕資産で行うことが重要です。例えば資産運用を重視して、手元資金をほとんど残していないと、病気や怪我などでまとまったお金を必要とする際に、資産運用に回しているお金から引き出す必要があります。

運用中のお金に含み益があれば良いですが、含み損がある場合はいい気持ちはしません。更に売却による手数料も差し引かれてしまいます。ダブルパンチですよね。

また、投資をする上の鉄則は「安く仕入れて高く売る」ことです。相場が暴落した時に慌てず、冷静に状況を見極めた上で、安く仕入れることができれば相場が安定する頃には含み益を持つことも可能です。

キャッシュがないと買いたくても買えない

現金の余力がないと、暴落時に買いを入れる事ができず、後に相場が回復したときに利益を出すことができません。(実際買い時を判断するのが非常に難しいですが)

直近では2019年8月に日経平均が大きく下がり、9月に入り徐々に値を戻してきております。現金を持っていれば、この8月にガッツリ買いを入れておくとこれから相場が回復するであろう局面では利益を得ることができます。

残念ながら今回は車のローンやら資金繰りを誤ってしまい、現金が手元に僅かしかなかったので、殆ど買いを入れることはできませんでした(涙)。とはいえ、経験上今後も一時的に大きな下げが起きることは解っているので、次のチャンスに向けてキャッシュを貯めておくことが重要です。

不動産投資では現金が重要!

話は変わって、最近株式よりも安定していて、さらに銀行融資を受けることができる不動産投資について勉強しています。銀行融資を受ける際の重要なファクターとなるのが、「属性(年収や職業)」と「保有している資産(現預金)」 とされています。銀行が融資対象者であるあなたにお金を貸して、万一事業が上手くいかなくてもきちんと回収できるかどうかを銀行は重要視している訳です。

不動産会社で現預金と年収額を聞かれる理由

不動産会社へ一見さんである私が物件を問い合わせると、必ず現預金や年収を聞いてきます。普通の会話で考えたら、「いきなりこんな質問するなんて随分失礼だ」と思ってしまいがちですが、これにより私が銀行融資を受けられるかどうか、お客さんとなり得るかをスクリーニングをしている訳です。

私は現金は最低限手元に残し、極力運用に回すフルインベストで最大効率化しています。そのため初めて不動産会社から資産の問い合わせを受けた際、アパート投資に回せる現預金は100万円と回答すると、「購入するための諸費用と頭金のためには物件価格の2割位、つまり数百万円は必要なんですよ」と呆れられてしまいました…

現金がないと門前払い・・・

不動産会社に相談に乗ってもらえないのでは話にならないので、金融資産として株を時価ベースで数百万保有しており、一部は換金できるとして説明したことで多少なりとも話を聞いてもらえるようになりましたが、初めて「キャッシュ・イズ・キング」を痛感させられた事例です。

実際私の保持している株式は大きな含み損を抱えており(涙)、不動産投資へ舵をきる場合は損切りをしなければなりません。簡単に損切りをしたくないがゆえに物件を慎重に選んでいるので、ある意味でメリットになっているかもしれません。

銀行のキャッシュ信仰には違和感があるけど

それにしても銀行からすると、現金を持っているかどうかイコール「節約してお金を貯められる人か」判断の一因にするそうなのですが、お金を貯めているから株を購入できる訳なので、なぜ株では評価されないのかがイマイチ理解できないです。

貧乏性でできるだけ多くのお金に汗をかいてもらうためのフルインベストが、まさかこんな形でキャッシュ・イズ・キングに負けるとは思ってもいませんでした。不動産投資ではまだスタートもできていない、ペーペーの新参者ですので、彼らのルールに則ってゲームに参加していきたいと思います。

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